2026年に向けて、逆輸入車が前よりも身近な選択肢になりつつあります。
「逆輸入車」と聞くと難しそうに感じるかもしれませんが、ポイントを押さえれば、
クルマに詳しくない方でもイメージしやすくなります。

【目次】
1.そもそも逆輸入車ってどんなクルマ?
2.2026年に向けて注目されているモデル
3.すでに国内で人気が高まりつつある逆輸入車
4.高く売るために知っておきたいコツ
5.豆知識:近年のクルマ関税の影響
6.まとめ

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┃1.逆輸入車ってどんなクルマ?

逆輸入車とは、簡単に言うと、日本のメーカーが「海外向け」に作って販売している車を、
あとから日本に持ってきて乗るクルマのことです。

例えば、..
・アメリカ専用の大きなSUVやピックアップトラック
・北米だけで売られているホンダアキュラブランドのセダン
・日本ではカタログに載っていないグレードやエンジン
などが逆輸入車にあたります。

「人とは違うクルマに乗りたい」「日本仕様にはない力強さやサイズ感がほしい」という方
にとって、逆輸入車はとても魅力的な選択肢です。

┃2.2026年に向けて注目されている逆輸入“候補”モデル

ここからは、報道や噂などで名前が挙がっている「もし日本に入ってきたら話題になりそうな
クルマ」をご紹介します。

===トヨタ グランドハイランダー / 4ランナー===

アメリカで販売されている、大きなボディサイズのSUVです。
・3列シートで室内が広い
・荷物もしっかり積める
・アウトドアやキャンプ、長距離ドライブに向いているといった特徴があり、
日本の現行ラインナップにはない「本格的な大型SUV」として、
逆輸入の候補として名前が挙がっています。

===ホンダ インテグラ(アキュラブランド)===

北米で販売されている「アキュラ インテグラ」は、スポーティなデザインの4ドアモデルです。
・スポーツカーのようなキビキビした走り
・普段使いもできる実用性
を兼ね備えたモデルで、「昔インテグラに乗っていた」「ホンダのスポーティモデルが好き」
という方から、日本導入や逆輸入を望む声が高まっています。

===日産 パスファインダー(かつてのテラノの流れ)===

北米向けの大型SUV「パスファインダー」は、昔日本で人気だった「テラノ」の流れをくむモデルです。
・3列シートでファミリーにも使いやすい
・ミニバンとは違う、SUVらしい雰囲気
が魅力で、「日本でも乗りたい」という声がある1台です。

┃3.すでに人気が上がっている逆輸入車

次に、「もうすでに日本で人気が高まりつつある」逆輸入車を見ていきます。

===USトヨタ タンドラ===

アメリカで大人気のフルサイズピックアップトラックです。
・とても大きな荷台
・キャンピングトレーラー牽引もこなせる力強いエンジン
・室内も広く、長距離でも快適
という特徴があり、「仕事にも遊びにも使える相棒」として人気が上昇しています。

査定・買取の際は、4WD(四輪駆動)かどうか車内が広いクルーマックスなどのボディタイプ
特別仕様(TRDパッケージなど)が付いているか下回りのサビや腐食の有無といった点が、
金額に大きく影響します。

===USニッサン タイタン===

タンドラと同じくフルサイズピックアップで、V8エンジンの力強い走りが魅力です。
・日本での流通台数が少ない
・一部グレードは今後ますます希少になりそう
といった理由から、「状態の良いタイタン」は特にしっかり評価してくれる専門店を選ぶことが大切です。

===ACURA RLX(アキュラ RLX)===

ホンダが北米で展開する高級ブランド「アキュラ」の上級セダンです。
・静かで乗り心地のよいラグジュアリーセダン
・日本ではアキュラブランドが展開されていないため、人と被りにくい
という点が、クルマ好きの方から支持されています。

RLXを売るときには、レザーシートの状態や電装系・ハイブリッド系の不具合の有無
整備記録(どこでどのようにメンテナンスしてきたか)が、査定額アップのポイントです。

┃4.逆輸入車を高く売るための「かんたんチェックポイント」

最後に、逆輸入車を手放すときに知っておきたい基本を、わかりやすくまとめます。

①逆輸入車に強いお店を選ぶ
普通の国産車中心のお店だと、「このクルマがどれくらい価値があるのか」を判断しづらい場合があります。
逆輸入車や輸入車の取り扱い実績があるお店の方が、希少性・海外専用グレードや装備の価値を
きちんと評価してくれる可能性が高くなります。

②整備記録やカスタムの情報をまとめておく
査定前に、次のようなものを揃えておくと有利です。
点検・車検の記録簿
修理や部品交換の明細書
取扱説明書や保証書
カスタム内容が分かる資料(ホイール・足回り・ナビなど)

「きちんとメンテナンスされて大事に乗られてきたクルマ」という印象になり、高評価につながります。

③部品や整備の心配が少ないことをアピールする
逆輸入車の場合、「部品はちゃんと手に入るのか?」「どこで整備できるのか?」を気にする人も多いです。
いつも整備してもらっているお店や部品を取り寄せているルートなどを説明できると、次のオーナーにとって安心材料になり、結果として査定にもプラスに働きます。

④1社だけで決めず、複数のお店で比較する
逆輸入車は、見る人によって評価が変わりやすいジャンルです。
そのため、できれば2〜3社以上から見積もりを取ったり、金額だけでなく、「なぜその価格なのか」の説明も聞くことをおすすめします。
説明が分かりやすいお店ほど、逆輸入車への理解も深いと考えてよいでしょう。

┃5.豆知識:近年のクルマ関税の影響

アメリカの「クルマへの関税」2025年3月26日、トランプ大統領は、アメリカに入ってくる
乗用車・ライトトラック・一部の自動車部品に、追加で25%の関税をかけるという宣言を出しました。
この25%の関税は、完成車には2025年4月3日から、自動車部品には5月3日から順番にかかり始めています。
さらに、2025年11月1日からは、中型・大型トラックやバス、その部品にも新しい関税がスタートしていて、
トラックやその部品には25%、バスには10%の関税がかかる仕組みになっています。

こうした関税について、アメリカの調査機関や自動車メーカーの団体は、
「メーカー側のコストが大きく増える」「一部のクルマの価格が上がる可能性がある」
といった試算やコメントを出しています。

このように、トランプ大統領の関税政策は一見遠い話に見えますが、
「どんなモデルが北米で作られ、日本に逆輸入されるのか」「そのクルマがいくらで流通するのか」
という点で、逆輸入車マーケットにも少なからず影響を与えていると考えられます。

【アメリカ関税引き上げで輸入車はどうなる?日本で愛車を売る前に知っておきたい注意点!】

┃6.まとめ

逆輸入車は、クルマに詳しくない方からすると少しハードルが高く感じるかもしれませんが、
日本では買えない仕様やサイズのクルマに乗れる上手に売れば、
希少価値が評価されて高く買い取ってもらえるという大きな魅力があります。

2026年に向けて、「逆輸入」というキーワードはますます注目されていきそうです。

もし逆輸入車にお乗りで、「売るならいつがいいか」「今の価値がどのくらいか」を知りたい方は、
まずは逆輸入車に詳しい専門店へ、気軽に相談してみるところから始めてみてください。

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