
2026年9月、Teslaを取り巻く動きが日本でも活発になっています。
9月11日からは、ハンドルもペダルも持たない「Cybercab(サイバーキャブ)」の日本初公開ツアーがスタート。
一方、日本ではすでに3列6人乗りの「Model Y L」が登場しており、Teslaの選択肢そのものも広がっています。
さらに、日本自動車輸入組合(JAIA)によると、2026年上半期の輸入BEV(バッテリーEV)登録台数は前年同期比40%増となり、
上半期として7年連続で過去最高を更新しました。Teslaだけでなく、輸入EV市場そのものが変化しています。
こうした新しいモデルや技術が次々と登場するなか、すでにModel 3やModel Yなどに乗っているオーナーにとっては、
「次のTeslaへ乗り換えるか」「今のTeslaに乗り続けるか」を考える機会にもなりそうです。
今回は、2026年9月時点のTesla最新動向とともに、既存オーナーが乗り換えを考える際に知っておきたいFSD転送制度や、
現在乗っているTeslaの価値について解説します。
Cybercabが9月11日から日本初公開

Teslaは2026年9月11日から「Cybercab Japan Tour」を開催します。
Tesla公式によると、Cybercabは人が運転することを前提とせず、無人タクシー用としてゼロから設計された2人乗り車両です。
ハンドルやペダルを備えず、上方へ開くバタフライドアや大型センタータッチスクリーンを採用しています。
日本で実車が一般公開されるのは今回が初めてで、東京・青山を皮切りに大阪、名古屋、東京・新宿を巡回します。
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Cybercab Japan Tour 開催予定
9月11日~14日:OMAKASE 青山ガーデン byGMO
9月17日~20日:テスラ グランフロント大阪
9月22日~23日:テスラ名古屋則武
9月26日~28日:テスラ新宿
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Teslaが今後のモビリティをどのように考えているのかを、実車を通して確認できる機会になりそうです。
Cybercabが示すTeslaの自動運転・Robotaxi構想

Cybercabで注目したいのは、単に新しいEVが登場したという点だけではありません。
Teslaは現在、車両を所有して自分で運転する従来の自動車だけでなく、
自動運転車を利用して移動する「Robotaxi」の展開を進めています。
Tesla公式では、Cybercabをハンドルやペダルを持たない完全自動運転を前提とした
Robotaxi向け車両として位置付けています。
つまりCybercabは、Teslaが描く「これからの移動」を象徴する存在ともいえます。
ただし、ここは区別して考える必要があります。
Cybercabが日本で初公開されることと、日本でCybercabが一般販売されること、
あるいは日本でRobotaxiサービスが始まることは同じではありません。
2026年9月9日時点でTesla Japanが発表しているのは、Cybercabの日本初公開ツアーです。
日本での一般販売やRobotaxiサービスの開始時期について、今回のJapan Tourの公式案内では発表されていません。
また、Cybercabの公開を理由にModel 3やModel Yなど
既存Teslaの中古車価格がすぐに変動すると断定できるデータも現時点ではありません。
将来の自動運転構想と、現在の中古車市場での評価は分けて見る必要があります。
一方、日本で実際に登場している「Model Y L」

CybercabがTeslaの「未来」を象徴する車両だとすれば、現在の日本市場で注目したいのが「Model Y L」です。
Model Y Lは2026年4月3日に日本で注文受付が始まった、3列6人乗りのSUVです。
通常のModel Yより全長を伸ばし、2列目には左右独立したシートを採用。
Tesla公式諸元では、全長4,980mm、乗車定員6名、
一充電走行距離はWLTCモードの国土交通省審査値で788kmとされています。
これまでModel Yでは乗車人数や後席スペースが条件に合わなかった家庭にとっても、新しい選択肢になります。
Cybercabのような将来のモビリティだけでなく、実際の商品ラインアップでもTeslaは変化を続けていることが分かります。
日本でも拡大する輸入EV市場

こうした動きはTeslaだけに限りません。
日本自動車輸入組合(JAIA)が公表した2026年上半期の市場動向によると、
1月から6月までの輸入BEV登録台数は19,862台でした。
前年同期比では40%増となり、上半期としては7年連続で過去最高を更新しています。
輸入車市場の中で、BEVが以前より身近な存在になっていることを示す数字の一つといえるでしょう。
一方で、「輸入EVが増えているから中古EVも値上がりする」
「新型車が出たから旧型Teslaがすぐ値下がりする」と単純に考えることはできません。
中古車の評価は、新車価格や販売施策だけでなく、
モデル、年式、走行距離、グレード、駆動方式、車両状態などさまざまな条件によって変わります。
だからこそ、新車市場の動向と現在所有している車の価値は、それぞれ確認して考える必要があります。
新しいTeslaが増えると、既存オーナーにも「乗り換え」という選択肢

Model Y Lのような新しいモデルが加われば、現在Model 3やModel Yに乗っている方の中にも、
「次はもう少し広いTeslaにしたい」
「家族が増えたので6人乗りが気になる」
「今のModel 3から新しいTeslaへ乗り換えたい」
と考える方が出てくるでしょう。
そしてTeslaからTeslaへ乗り換える場合、2026年9月に特に確認しておきたいのが
Full Self-Driving(FSD)ケイパビリティの転送制度です。
―― 2026年9月30日までのFSD転送制度 ――
Tesla Japanでは、条件を満たすオーナーを対象として、
現在所有しているTeslaのFSDケイパビリティを新しく購入するTeslaへ転送できる制度を案内しています。
対象条件の一つは、2026年9月30日までに新しいTesla車両を注文することです。
そのほか、現在の車両にFull Self-Drivingコンピューター3.0が装備されていることなど、複数の条件があります。
特に現在のTeslaを売却する予定がある場合は、手続きの順番にも注意が必要です。
Tesla公式では、新車納車後少なくとも48時間、
現在の車両と新しい車両が同じTeslaアカウントに存在することなどを転送条件としています。
そのため、FSD転送を予定している場合は、現在乗っているTeslaを先に手放してしまうのではなく、
転送条件を確認したうえで売却時期を決める必要があります。
―― FSDを転送した後、今まで乗っていたTeslaはどう評価される? ――
さらに既存オーナーにとって重要なのが、FSD転送後の旧車の扱いです。
Tesla公式では、FSDを新しい車両へ転送すると、現在の車両は標準のドライブアシスト機能のみ利用できる状態になると案内しています。
また、転送後の車両をTeslaへ下取りに出す場合についても、
「ベーシックオートパイロット機能のみで査定される」ことが明記されています。
つまり、FSDを新しいTeslaへ移した旧車については、FSD付き車両として査定されるわけではありません。
ここは乗り換え費用を考えるうえで、見落としやすいポイントです。
―― 乗り換える前に、現在乗っているTeslaの価値も確認しておきたい ――
新しいTeslaを選ぶときは、どうしても新車価格や航続距離、装備などに目が向きます。
しかし実際の乗り換え費用を考えるには、現在乗っているTeslaが今いくらで評価されるのかも重要です。
例えば同じModel 3やModel Yでも、年式や走行距離だけでなく、グレード、駆動方式、ボディカラー、内外装の状態などによって中古車市場での評価は異なります。
また、FSD転送を利用する場合には、転送前後で車両の装備条件そのものが変わります。
Teslaの下取りを利用する方法もあれば、中古車市場での買取査定と比較してから売却先を決める方法もあります。
まだ乗り換えると決めていない段階でも、現在の車両価値を把握しておけば、
「今乗り換えるのか」「もう少し乗り続けるのか」を考える一つの判断材料になります。
Model 3、Model Y、Model S、Model Xなど、Tesla各モデルでも年式やグレード、走行距離、車両状態によって
中古車市場での評価は異なります。
FSD転送を予定している場合は、転送前後の車両条件も含めて確認しておくことが大切です。
Tesla各モデルの特徴や買取・査定については、 「Teslaの買取・査定ページ」 でも詳しくご紹介しています。
テスラの2026年9月最新動向に関するよくある質問
Q. Cybercabは日本で発売されるのですか?
A.2026年9月9日時点でTeslaが発表しているのは「Cybercab Japan Tour」での日本初公開です。
今回の公式案内では、日本での一般販売開始は発表されていません。
Q. Cybercabの公開と同時に、日本でもRobotaxiが始まりますか?
A.いいえ。Cybercabの日本公開と、日本国内でのRobotaxiサービス開始は別です。
今回のJapan Tourの公式案内では、日本でのRobotaxiサービス開始時期は発表されていません。
Q. Model Y LはどのようなTeslaですか?
Model Yをベースに車体を延長した3列6人乗りモデルです。
Tesla公式諸元では全長4,980mm、乗車定員6名、一充電走行距離はWLTCモードで788kmです。
Q. 日本の輸入EV市場は拡大していますか?
JAIAによると、2026年上半期の輸入BEV登録台数は19,862台で、前年同期比40%増でした。
上半期として7年連続の過去最高となっています。
Q. FSDは新しく購入するTeslaへ移せますか?
A.一定の条件を満たした場合は転送できます。
Tesla Japanでは、2026年9月30日までに新しいTeslaを注文することなどを条件とするFSD転送制度を案内しています。
Q. FSDを移すと現在乗っているTeslaはどうなりますか?
A.FSD転送後の旧車は標準のドライブアシスト機能のみ利用できる状態になります。
Teslaへ下取りに出す場合についても、ベーシックオートパイロット機能のみで査定されると公式に案内されています。
Q. FSDを転送する前にTeslaを売却しても大丈夫ですか?
A.転送条件を先に確認する必要があります。
Tesla公式では、新車納車後少なくとも48時間、旧車と新車が同じTeslaアカウントに存在することなどが条件になっています。
売却を予定している場合は、新車納車・FSD転送・旧車売却の順番を事前に確認しておくことが重要です。
Q. Teslaを乗り換えるか決めていなくても査定できますか?
A.売却時期が決まっていない段階でも、現在のお車が中古車市場でどの程度評価されるのか確認することはできます。
現在の価値を把握してから、下取り・買取・乗り続けるといった選択肢を比較する方法もあります。
まとめ|Teslaの「未来」と、今乗っている車の価値を分けて考える
2026年9月は、Cybercabの日本初公開をはじめ、Teslaの今後を感じさせるニュースが続いています。
一方、日本ではすでにModel Y Lのような新しい選択肢が登場し、輸入BEV市場全体も拡大しています。
こうした変化は、現在Model 3やModel Yなどに乗っているオーナーにとって、次の車を考えるきっかけにもなります。
特にFSD転送制度を利用する場合は、新車の注文条件だけでなく、
現在のTeslaを手放すタイミングや転送後の車両条件についても確認しておきたいところです。
新しいTeslaを見ることと同時に、今乗っているTeslaが現在どのように評価されるのかを知っておく。
それが、これから乗り換えるのか、現在のTeslaに乗り続けるのかを考えるための一つの判断材料になります。