史上最大パワーの後輪駆動フェラーリ「F12 tdf」の魅力

史上最大パワーの後輪駆動フェラーリ「F12 tdf」の魅力

史上最大パワーの後輪駆動フェラーリ「F12 tdf」の魅力

2015年11月にフェラーリの最新モデル「F12 tdf」の発売が予定されています。最高馬力780psとフェラーリ至上最大のパワーを持つこの車は一体どういった特性を持っているのでしょうか。F12 tdfの特徴、魅力をご紹介していきます。

 

 

F12ベルリネッタの特別モデル

現在、スポーツタイプのフェラーリにはMR駆動フェラーリ(458イタリア)とFR駆動フェラーリ(F12ベルリネッタ)の大きく2つのラインアップ系統があります。今回デビューするF12 tdfは、このF12ベルリネッタの“特別モデル”となるFR駆動のフェラーリです。
FR駆動のフェラーリは、かねてからパワー至高でありF12ベルリネッタの段階でも最高馬力740psと怒涛のパワーを与えられていましたが、このF12 tdfは更なるパワーアップを図り、併せて走行面も見直しています。

なお、車名の“tdf”は1950年~60年代に開催されていた伝説的な自動車レース「ツール・ド・フランス(Tour de France)」にあやかって名づけられました。フェラーリはツール・ド・フランスの名に恥じない走りを追求した車に仕上げたようです。

 

フェラーリ史上最大の圧倒的なパワー

F12 tdfに搭載されるのはF12ベルリネッタに搭載された6.3リッターV12エンジンの改良版。最大馬力780ps、最大トルク71.9kgmと圧倒的なパワーを発揮します。このパワーはこれまで発売された市販フェラーリの中では至上最高値となり(レース専用モデル除く)、フェラーリ問わず現在販売されている名高いFR駆動のスポーツカー、スーパーカーの中でもトップとなります。
0-100km/h加速はわずか2.9秒、最高速度340 km /h以上と公表されています。

ボディやミッションも見直し

F12 tdfでは単にパワーを上げだけでなく、ボディも大幅に改良されています。内外装をカーボンファイバー化し軽量化を計り車重はF12ベルリネッタより110kgダウン。エアロパーツなどを見直すことでダウンフォースに関してはなんと87%もアップしています。

更にミッションのギア比をクロス化し、シフトチェンジ時間を30~40%削減、ブレーキの強化、タイヤトレッドの拡大なども施し更に高い次元の走りが可能となりました。

扱い易さも追求したフェラーリ

史上最大パワーの後輪駆動フェラーリ「F12 tdf」の魅力

ただでさえ扱いが難しいとされるフェラーリで、さらにFR駆動でこのビックパワーですと運転にはテクニックが必要ではないかと懸念されます。しかし、このF12 tdfは「ドライビング・スキルがそれほど高くないドライバーでも運転できるフェラーリ」という点もコンセプトに掲げられており、比較的扱い易いフェラーリに仕上がっているようです。

背景にあるのは「バーチャル・ショートホイールベース」という新開発のシステム。このシステムは走行速度やリアホイールの駆動状況などデータをもとに、デジタルにステアリング角度を調整する高性能な電子制御アシストシステムとのことです。
このシステムによりテクニックに乏しいユーザーであってもF12 tdfのビックパワーを比較的簡単に扱う事が可能になり、F12 tdfのポテンシャルを生かしたドライビングが実現できます。

このように単にパワーを増やしただけでなく、走行性の面やアシストの面でも進化を遂げたF12 tdf。FR駆動フェラーリの一つの完成系と呼べる車と言えそうです。